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迷走神経と副作用

抗うつ薬の副作用としてたくさんの不調を上げてきましたが、改めて、自律神経のことについて確認してみました。
抗うつ薬の副作用と関わってくるのは、自律神経のうちの主に副交感神経の働きのようです。

自律神経系では、交感神経系と副交感神経系が内臓、眼、分泌腺などを二重に支配しています。
副交感神経は動眼神経、顔面神経、舌咽神経、迷走神経(迷走神経!)、仙骨神経、腸管神経叢に含まれており、消化管の蠕動亢進、唾液分泌亢進、徐脈、瞳孔縮小などの副作用があります。
心臓は迷走神経からの副交感神経が分布しており、迷走神経刺激によって徐脈などを生じるそうです。

この迷走神経という怪しげな名の神経は、脳神経の中で唯一腹部にまで到達する神経でであるとのこと。体で一番重要な神経であると言われています。

首から横行結腸の3分の1までのほとんど全ての内臓の運動神経と副交感性の知覚神経が迷走神経であり、さらに、心拍数の調整、胃腸の運動、発汗や発話等にも関与しています。胸腔内で半回神経を分岐し、これは上行し口蓋帆挙筋耳管咽頭筋茎突咽頭筋口蓋舌筋口蓋咽頭筋上咽頭収縮筋中咽頭収縮筋下咽頭収縮筋鰓弓筋等を支配している。このことは、口でも迷走神経が多くの筋肉を支配し、発話や咽頭を開くことにきわめて重大な役割を担っていることを示します。

とすれば、早口の人と滑舌の悪い人ではこの神経の働き方が違うのでしょうか?

早口の人を本当に憧れます。相手を言いくるめられるからさ。

また、迷走神経は外耳や髄膜の一部からいくらかの刺激を受けるそうです。

さて、副交感神経腺維のシナプスはアセチルコリンを神経伝達物質としています。
このために抗コリン作用がある三環系抗うつ薬等で遮断され、これらの薬剤の副作用として、口渇、便秘、瞳孔散大等の副交感神経遮断症状が生じる場合があります。

ここが副作用の原因だったのですね。

口渇や便秘は慣れたものになってしまいました。
今まで便秘で悩まされたことなんてほとんどなかったので、世に言う便秘の苦しみを知ることができたのはある意味での発見です(とか言ってる場合でなし)。
瞳孔拡大、から眩しいと感じたりすることに繋がっているのでしょうか。

あと、最近耳の具合が悪いんです。聞こえは悪くないのですが、常になにか入ってるようでかゆい。いつも耳掻きしています。
あまり耳掻きすると良くないと言いますが、寝てる間も痒くなるのです。
虫でも入ってるのかしら。
そしてたまに詰まったような感触になります。
メニエール病の疑いがあると言われたことが一度だけありましたが、その時はわりとすぐに回復したのでそれから耳鼻科にも行っていません。
でももしかして、自律神経系のそれこそ迷走神経が関与しているのかも…?

ちなみに迷走神経と言いたいだけであって、私に医学的知識は全くありませんのであしからず。

抗うつ薬の副作用という問題に戻って、副作用が出ているということは、本作用も機能しているということですよね。
私の中のセロトニンとかノルアドレナリンとかがちゃんとシナプス間隙に留まって情報伝達をベターな状態にしている、ということは快方に向かっている、と、そういうことではないでしょうか!!

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by maimaki1222 | 2014-06-26 11:45 | うつ病

2014年3月にうつ病を発症し休職。うつ病と向き合いながら職場復帰を果たし、2017年4月に転職した元公務員のブログです。


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